ウクレレで弾くとかっこいい曲

ウクレレは、そのコンパクトなサイズと明るい音色から、初心者でも気軽に始められる楽器として人気があります 。

しかし、ウクレレはハワイアンミュージックや童謡を演奏するためだけの楽器ではありません。

ロック、ポップス、ジャズ、ブルースなど、様々なジャンルの曲をカッコよく演奏することができます。

この記事では、ウクレレで演奏するとカッコいい曲を網羅的に紹介します。

ジャンル別に代表曲や定番曲、人気曲を難易度別に分類し、演奏動画や楽譜へのアクセス方法も紹介します。

さらに、ウクレレ演奏のテクニックやアレンジ方法、著名なウクレレ奏者、ウクレレ演奏に役立つ情報源なども紹介します。

（※これからウクレレを始めてみたいと考えている方へは『50代から始めるウクレレの３つの魅力』でウクレレの魅力をご紹介していますので、ご参照下さい）

ウクレレを始めるにあたって

ウクレレを始めるにあたって、知っておくと便利な情報や練習のヒントをご紹介します。

ウクレレ選び

ウクレレには、ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンといったサイズがあります。

また、使われている木材によっても音色が異なります ²。自分の演奏スタイルや好みに合ったウクレレを選びましょう。

チューニング

ウクレレのチューニングは、一般的にGCEA（4弦からG、C、E、A）です。チューナーを使って正確にチューニングしましょう。

練習方法

• ゆっくり練習する：最初はゆっくりとしたテンポで練習し、徐々にスピードを上げていきましょう。
• メトロノームを使う：メトロノームを使うことで、リズム感を養うことができます。
• ウォーミングアップをする：演奏前に指のストレッチや簡単なエクササイズをすることで、怪我の予防になります。
• 正しい姿勢で演奏する：無理のない姿勢で演奏することで、長時間の練習でも疲れにくくなります。
• 継続する：毎日少しでも良いので、練習を継続することが上達への近道です。
• 楽しむ：好きな曲を演奏したり、新しいテクニックに挑戦したり、楽しみながらウクレレを弾きましょう。

ウクレレで演奏するとカッコいい曲（ジャンル別）

ウクレレは、その小さくて可愛らしい見た目とは裏腹に、ロック、ジャズ、ポップス、ブルース すべてに対応できる、 非常に汎用性の高い楽器 です。

それぞれのジャンルについて、ウクレレの特徴を活かした演奏方法などをご紹介します。

ロック

ロックは、ウクレレの意外な一面を引き出せるジャンルです。

力強いストロークやテクニックを駆使することで、ロックの名曲をウクレレでカッコよく演奏することができます。

難易度別

難易度	曲名	アーティスト
初級	Let It Be	The Beatles
初級	Livin' on a Prayer	Bon Jovi
中級	Smoke on the Water	Deep Purple
中級	All My Loving	The Beatles
上級	ジャンプ	Van Halen

代表的な曲

• Smoke on the Water - Deep Purple
• All My Loving - The Beatles
• Johnny B. Goode - Chuck Berry
• Have You Ever Seen the Rain? - Creedence Clearwater Revival
• Come as You Are - Nirvana
• Have You Ever Seen the Rain?

ロック演奏のテクニック

• スライド：指をフレット上で滑らせることで、音程を滑らかに変化させることができます。
• パーム・ミュート：手のひらで弦を軽くミュートすることで、音を抑え、リズムを強調することができます。

ポップス

ポップスは、ウクレレの明るい音色と相性が良く、親しみやすいジャンルです。

コード弾きでも、ソロ弾きでも、様々なアレンジで楽しむことができます。

難易度別

難易度	曲名	アーティスト
初級	カントリー・ロード	本名陽子
初級	踊るポンポコリン	B.B.クィーンズ
初級	ひまわりの約束	秦基博
中級	風になる	つじあやの
上級	Hey, Soul Sister	Train
上級	I Don't Know My Name	Grace VanderWaal

代表的な曲

• 見上げてごらん夜の星を
• (They Long to Be) Close to You - The Carpenters
• Raindrops Keep Falling on My Head - B.J. Thomas
• I Just Called to Say I Love You - Stevie Wonder
• Jingle Bell Rock - Bobby Helms
• 風になる - つじあやの
• 365日の紙飛行機 - AKB48

ジャズ

ジャズは、ウクレレで演奏すると、おしゃれで洗練された雰囲気を醸し出すことができます。

コードアレンジやアドリブを取り入れることで、よりジャズらしい演奏を楽しむことができます。

難易度別

難易度	曲名
初級	All of Me
中級	ジャズ・ブルース
上級	映画音楽

代表的な曲

• What a Wonderful World - Louis Armstrong
• All of Me

ジャズ演奏のポイント

• ジャズを聴く：Miles Davis、Charlie Parker、Ella Fitzgeraldなど、著名なジャズミュージシャンの演奏を聴くことで、ジャズのリズムやコード進行を学ぶことができます。
• リズムを感じる：ジャズのリズムを体で感じ、スイングしながら演奏することで、よりジャズらしい演奏になります。
• スイング・リズム：スイング・リズムは、ジャズ特有のリズムです。音符のタイミングを微妙にずらすことで、独特のグルーヴを生み出します。

ブルース

ブルースは、ウクレレで演奏すると、哀愁漂う雰囲気を表現することができます。

ハンマリング・オンやプリング・オフなどのテクニックを駆使することで、ブルース特有の表現力を出すことができます。

難易度別

難易度	曲名
初級	ジャズ・ブルース
中級	ウクレレ・ブルース
上級	けだるいブルース
上級	ウクレレ・ブルース

ウクレレ・ブルース

ウクレレ・ブルースは、ブルースの魂のこもった表現とウクレレの明るい音色を組み合わせたユニークなスタイルです。

ブルース演奏のテクニック

• ハンマリング・オン：押さえている弦を叩くようにして音を出すテクニック。
• プリング・オフ：押さえている弦を引っ張るようにして音を出すテクニック。
• ゴースト・ノート：軽くミュートした音を出すことで、リズムに微妙な複雑さを加えることができます。
• シャッフル・リズム：シャッフル・リズムは、ブルースの特徴的なリズムです。跳ねるようなリズムで演奏することで、ブルースらしさを出すことができます。
• アドリブ：ブルースは、即興演奏を重視する音楽です。自由に演奏することで、自分らしい表現を見つけることができます。

ウクレレ演奏のテクニック

ウクレレ演奏には、様々なテクニックがあります。

これらのテクニックを習得することで、より表現力豊かな演奏をすることができます。

• ハンマリング・オン：押さえている弦を叩くようにして音を出すテクニック。
• プリング・オフ：押さえている弦を引っ張るようにして音を出すテクニック。
• スライド：押さえている指をフレット上で滑らせるテクニック。
• ビブラート：押さえている弦を揺らすテクニック。
• カッティング：弦をミュートしながら弾くテクニック。
• ゴーストノート：軽くミュートした音を出すテクニック。
• 循環コード：コード進行を繰り返すことで、途切れることなく演奏を続けることができます。
• ダイナミクス：音量や強弱を変化させることで、演奏に深みと感情を加えることができます。
• 16ビート・ストローク：16分音符でストロークすることで、速いテンポでエネルギッシュなサウンドを奏でることができます。
• オルタネイト・ピッキング：ダウンストロークとアップストロークを交互に行うことで、速弾きや正確なピッキングを習得することができます。

ウクレレ演奏のアレンジ方法

ウクレレ演奏は、様々なアレンジ方法があります。

• コード弾き：コードを弾きながらメロディーを歌う、ウクレレの最も基本的な演奏スタイル。
• ソロ弾き：メロディー、伴奏、リズムをすべてウクレレ1本で演奏するスタイル。
• 弾き語り：コード弾きをしながら歌うスタイル。
• アルペジオ：コードの構成音を一つずつ弾いていくスタイル。
• スリーフィンガースタイル：親指、人差し指、中指の3本の指を使って演奏するスタイル。

著名なウクレレ奏者

• ジェイク・シマブクロ：ウクレレの可能性を大きく広げた、世界的に有名なウクレレ奏者。
• 名渡山 遼：日本を代表するウクレレ奏者。14歳でウクレレを始め、数々のコンテストで優勝。繊細かつダイナミックな演奏で、国内外で高い評価を得ています。
• 高木ブー：ザ・ドリフターズのメンバーとして知られるコメディアンですが、ウクレレ奏者としても有名です。ハワイアンミュージックを中心に、長年ウクレレの魅力を広めてきました。

まとめ

ウクレレは、ハワイアンミュージックだけでなく、ロック、ポップス、ジャズ、ブルースなど、多様なジャンルの音楽を演奏できる、驚くほど用途の広い楽器です。

コンパクトなサイズとシンプルなチューニングで、初心者にも非常に扱いやすい楽器です。ビデオチュートリアルやシンプルなアレンジなど、数多くのオンラインリソースにより、これまで以上に簡単に演奏を始められます。

この記事で紹介したリソースや情報を活用して、ぜひウクレレ演奏に挑戦してみてください。

色々なジャンルの曲を演奏し、テクニックを磨き、自分だけのスタイルを見つけて、ウクレレの世界を広げてみてください。