趣味の仲間や学生時代からの友人から「初孫が生まれたの」と知らせを受けて、自分のことのようにうれしくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。50代・60代で初孫を迎えるご友人もいらっしゃいます。

一方で、「おばあちゃんになったお祝いって、するもの?」「何をいくらくらい贈ればいいの?」と迷うこともあります。

この記事では、友達がおばあちゃんになったときのお祝いについて、贈るかどうかの考え方から、時期・品物・金額・メッセージの文例・現金を包むときのマナーまでを順に整理します。祖父母からお孫さんへ贈るお祝いではなく、友人として贈るお祝いを扱います。

友達がおばあちゃんになったお祝いの早見表(時期・金額・品物・言葉)

友達がおばあちゃんになったお祝いは、誕生の知らせを受けてから生後1か月ごろまでに、相手の負担にならない品物や言葉で気持ちを伝えるのが一般的とされています。ただし、地域や関係性によって考え方は異なります。まず要点を表にまとめ、詳しくは各セクションで説明します。

項目目安気をつけたいこと
渡す時期誕生の知らせを受けてから、生後1か月ごろまでとされています地域や家庭の慣習、相手の都合によって異なります。出産前は避けるのが一般的とされています
金額(個人)一般的には3,000円〜1万円程度とされています関係性や地域によって異なります。相手がお返しを気にしない範囲で
金額(連名)1人あたり2,000円〜3,000円程度とされています現金で包むときは、合計額に「4」や「9」が入らないよう調整する方法もあります
品物友人本人が楽しめるもの/赤ちゃんと両親に向けた実用品/少額の品重なりやサイズ、好みは、友人に聞いておくと確かめやすくなります
現金を送る郵便の現金書留を使います(郵便法第17条)専用の現金封筒は、のし袋も入る大きさとされています(日本郵便)
添える言葉お祝い・喜び・気遣い・これからの楽しみ忌み言葉は避けるのがよいとされています。年齢に触れる言い回しにも配慮を

表の時期や金額は、あくまで目安の一つです。迷ったときは、共通の友人に相談してみるのも一つの方法です。

お祝いは贈る?贈らない?渡す相手は友人と赤ちゃんの両親のどちら?

友人に孫が生まれたと聞いても、「お祝いを贈るほどの間柄だろうか」「渡すなら誰に?」と迷う方もいらっしゃいます。このセクションでは、贈るかどうかを考える目安と、渡す相手の考え方を整理します。

贈るかどうかを考える目安

友人の孫の誕生にお祝いを贈るかどうかに、決まった答えがあるわけではありません。次のような点から考えてみると、判断しやすくなります。

  • 普段から、誕生日や旅行のおみやげなどの贈り物をやり取りしているか
  • 友人の子ども夫婦(赤ちゃんの両親)と面識があるか
  • 以前、自分の家族のお祝い事で、その友人からお祝いをもらったことがあるか
  • 孫の誕生を、友人から直接知らせてもらったか

品物を贈るほどではないと感じた場合は、お祝いの言葉を伝えるという形もあります。

友人本人に渡すか、赤ちゃんの両親に渡すか

お祝いの渡し先には、大きく分けて2つの考え方があります。

  • 友人本人への「おばあちゃんになったお祝い」:友人自身が楽しめる品や、孫との時間を楽しめる品を選びます
  • 赤ちゃんの両親への「出産祝い」:友人を通して、赤ちゃんの両親に渡してもらう形です

出産祝いとして両親に渡すと、お返し(内祝い)を両親が用意することになる場合もあります。赤ちゃんの両親と面識がない場合は、友人本人へのお祝いにする方法もあります。

友人本人への品に、赤ちゃん向けの小さな品を添えて、両方の気持ちを込めるという選び方もできます。

品物を贈らない場合の気持ちの伝え方

品物を用意しない場合でも、お祝いの気持ちを伝える方法はいくつかあります。

  • 電話や手紙、LINEなどでお祝いの言葉を伝える
  • 次に会ったときに、お茶や食事の席でお祝いを伝える
  • 共通の友人と一緒に、寄せ書きのカードを渡す

相手との関係によっては、言葉だけのお祝いで十分という考え方もあります。

お祝いを渡すタイミングと渡し方

お祝いを渡す時期は、赤ちゃんとご家族が落ち着いたころが目安とされています。ここでは、時期の考え方と、直接渡す場合・遠方の場合の渡し方を見ていきます。

渡す時期の目安

一般的には、赤ちゃんが生まれたという知らせを受けてから、生後1か月ごろまでに渡すとされています。ただし、地域や家庭の慣習、相手の都合によって異なります。

出産前にお祝いを贈るのは、避けるのが一般的とされています。友人から誕生の知らせを受けてから、準備を始めておくと落ち着いて選べます。

出産のあとしばらくは、ご家族が慌ただしい時期でもあります。友人が赤ちゃんのお世話を手伝っている場合もあるため、都合のよい時期を聞いてから渡すと、相手も受け取りやすくなります。

1か月を過ぎてしまった場合は、「遅くなりましたが」と一言添えて渡す方法もあります。時期にこだわりすぎず、相手が落ち着いたころを選ぶという考え方もできます。

直接渡す場合と、遠方で会えない場合

直接会って渡す場合は、事前に都合を聞き、短い時間で切り上げる配慮もあります。赤ちゃんに会うかどうかは、相手の意向に合わせます。娘さんが里帰り出産で友人の家に滞在している時期などは、訪問を控えて、外で会って渡す方法もあります。

ご自身の体調がすぐれないときは、訪問を別の日にする配慮も考えられます。

遠方に住んでいる場合や、仕事や親の介護で出かけにくい場合は、品物を配送で送る方法があります。届く日時は、相手の都合に合わせておく配慮もあります。現金を送る場合の方法は、後のセクション「現金や商品券を包むときのマナー」で説明します。

友達がおばあちゃんになったお祝いのプレゼントの選び方と具体例

プレゼントは、「友人本人に贈るか、赤ちゃんと両親に向けるか」で選び方が変わります。ここでは、渡す相手ごとの品物の例と、手作りの品を考えている方への注意点、選ぶ前のチェックリストをまとめます。紹介するのは品物の種類の例で、特定の商品やお店をすすめるものではありません。

友人本人に贈る品

友人本人へのお祝いでは、孫との時間を楽しめる品や、友人自身がほっとひと息つける品が選択肢になります。

  • 写真を飾ったり残したりできるもの(写真立て、フォトアルバムなど):孫の写真を手元に置いて楽しめます
  • 孫と一緒に楽しめるもの(読み聞かせ用の絵本、おそろいで使える小物など)
  • 友人自身が楽しめる消えもの(お茶、焼き菓子、お花など):使えばなくなるため、置き場所を取りません
  • お酒(お酒を飲む習慣のある方に):体質や体調で飲まない方もいるため、普段の様子を思い出して選びます
  • 共通の趣味にちなんだもの:趣味の仲間であれば、一緒に続けている趣味で使える小物も候補になります

相手が50代でも60代でも、好みが分からないときは消えものにしておくと、相手の負担になりにくいという考え方があります。

赤ちゃんと両親に向けた品

出産祝いとして赤ちゃんと両親に向ける場合は、育児の中で使える実用品が選択肢になります。

  • タオル、スタイ(よだれかけ)、おくるみなどの布製品
  • ベビー服や肌着(サイズや季節が合うかに注意)
  • 両親が必要なものを選べるカタログギフト
  • おむつをケーキの形に飾ったギフト(おむつケーキ)

すでに用意している品と重なることもあるため、友人を通して「何か足りないものはある?」と聞いてみると選びやすくなります。

気を遣わせない少額の品

「大げさなお祝いは、かえって相手が気にするかもしれない」と感じる場合は、少額の品を選ぶ方法もあります。

  • 個包装のお菓子や、紅茶・コーヒーの詰め合わせ
  • ハンドクリームや入浴剤などの、日常で使える小物
  • 赤ちゃん用の布絵本や、シリコン製の食事用エプロン(ビブ)

少額の品は、相手がお返しを気にしにくいという面もあります。食べ物を贈る場合は、相手の好みや、食物アレルギーなど食べられないものがないかにも配慮しておきます。

手作りの品を贈りたい方へ

編み物や裁縫が趣味の方の中には、手作りの品でお祝いしたいと考える方もいらっしゃいます。

手作りのスタイやおくるみ、帽子などは、気持ちを込めやすい贈り物の一つです。一方で、手作りの品を受け取ったときの感じ方は人それぞれです。好みの色や柄、サイズ、洗濯のしやすさを友人に聞いてから作ると、使ってもらいやすくなります。

赤ちゃんが使う品は、小さな飾りが外れないかなど、安全面にも気を配っておきたいところです。

手作りを始めてみたい方は、50代からの編み物の始め方や裁縫の魅力の記事も参考にしてください。

選ぶ前に確かめたいこと

品物が決まりかけたら、次の5つを確かめておくと、相手にとって使いやすい贈り物になります。

  • 赤ちゃんの両親がすでに用意している品と重ならないか
  • 服や肌着のサイズ、季節が合っているか
  • 大きな品の場合、置き場所や持ち帰りの負担にならないか
  • 名前入りの品は、名前が決まってから用意しているか
  • 食べ物やお酒は、相手の好みや体質に合っているか

友達に孫が生まれたときのお祝いメッセージの書き方と文例

品物に添えるカードや、LINEで送るひと言など、お祝いの言葉に迷う方もいらっしゃいます。ここでは、書き方のポイントと関係性別の文例、短い文例、言葉選びで気をつけたいことをまとめます。

書き方の4つのポイント

お祝いのメッセージは、次の4つを意識すると組み立てやすくなります。

  1. お祝いの言葉から始める(「お孫さんのご誕生、おめでとうございます」)
  2. 喜びを分かち合う気持ちを伝える(「知らせを聞いて、自分のことのようにうれしくなりました」)
  3. 相手を気遣う一言を添える(「しばらくはお忙しいと思いますので、ご無理なく」)
  4. これからの楽しみに触れる(「落ち着いたら、お孫さんのお話を聞かせてください」)

長い文章にする必要はありません。短くても4つがそろっていれば、気持ちが伝わりやすくなります。

関係性別の文例

相手との関係に合わせた文例を4つ紹介します。「○○」には名前や趣味を入れてください。

①親しい友人へ(初孫を迎えた友人に)

○○ちゃん、初めてのお孫さんの誕生、本当におめでとう。知らせを聞いて、自分のことのようにうれしくなりました。赤ちゃんとご家族が元気に過ごせますように。落ち着いたら、写真を見せてね。

②少し改まった間柄や、年上の友人へ

お孫さんのご誕生、心よりお祝い申し上げます。ご家族の皆さまも、さぞお喜びのことと存じます。何かとお忙しい時期かと存じますが、どうぞお体を大切になさってください。お孫さんの健やかなご成長をお祈りしております。

③趣味の仲間へ

お孫さんのご誕生、おめでとうございます。○○の会でお話を聞いて、みんなで喜んでいました。しばらくはお忙しいと思いますので、どうぞご無理なく。また一緒に○○を楽しめる日を楽しみにしています。

④連名で贈るとき

お孫さんのご誕生、おめでとうございます。ささやかですが、私たちからのお祝いの気持ちです。お返しなどは、どうぞお気遣いなく。赤ちゃんとご家族のご健康をお祈りしています。

連名の場合は、文末に贈る人全員の名前を書き添えます。

LINEや遠方から送るときの短い文例

すぐに気持ちを伝えたいときや、品物に短く添えたいときの文例を2つ紹介します。

LINEやメールで送るとき

お孫さん誕生の知らせ、ありがとう。本当におめでとう。今は慌ただしいと思うから、返信は気にしないでね。

遠方で会えず、品物に添えるとき

なかなか会いに行けないので、ささやかですがお祝いの品を送ります。落ち着いたころに、お孫さんのお話を聞かせてくださいね。

LINEなどで送る場合は、相手が返信の負担を感じないように、「返信は気にしないで」と添える方法もあります。

呼び方や、家族の事情への配慮

お祝いの言葉では、内容だけでなく、呼び方や触れる話題にも気を配りたいところです。

家族の中で祖母が「おばあちゃん」「ばあば」など何と呼ばれるかは、家庭によって異なります。「おばあちゃん」と呼ばれることの受け止め方も人それぞれです。メッセージでは「お孫さんのご誕生」のように出来事を祝う言い方にしておくと、呼び方で迷わずにすみます。

「若いおばあちゃんね」など年齢に触れる言い回しは、相手によっては気になる場合もあります。赤ちゃんの名前や性別、出産の経過、子育ての方針など、友人から聞いていないことには触れずにおく配慮もあります。

ご家族の事情は、外からは分からないこともあります。相手の状況が分からないときは、お祝いの言葉と気遣いの一言にとどめるという選び方もあります。

避けたい言葉

お祝いの場では、縁起がよくないとされる「忌み言葉」を避けるのがよいとされています。考え方には、地域や世代による違いもあります。

例えば「切れる」「絶える」「消える」「流れる」「落ちる」「失う」などが、忌み言葉とされています。言い換えの例は次のとおりです。

  • 「切りがないほどかわいい」→「いつまでも見ていたいほどかわいい」
  • 「手が回らないほど忙しい時期」→「何かとお忙しい時期」

気にしない方もいらっしゃいますが、迷ったときは別の言葉に言い換えておくと安心です。

お祝いの相場・予算の目安(個人・連名・初孫の場合)

金額は、相手との関係や地域、お返しの負担への配慮によって考え方が変わります。ここでは、友人としてお祝いを贈るときの目安を、個人・連名・初孫かどうかに分けて整理します。

個人で贈る場合

友人の孫へのお祝いは、友人への出産祝いの目安を参考にする考え方があります。一般的には次のような幅とされていますが、地域や関係性により異なります。

相手との関係金額の目安(一般的とされる幅)補足
特に親しい友人5,000円〜1万円程度相手がお返しを気にしない範囲で
友人・趣味の仲間3,000円〜5,000円程度品物でも現金でも
連名(1人あたり)2,000円〜3,000円程度現金で包むときは合計額を調整する方法もあります(次の項目)

いずれの場合も、現金で包むときは「4」や「9」を含む金額を避けたいとされています(後のセクション「現金や商品券を包むときのマナー」で説明します)。

高額なお祝いは、相手がお返しを気にするきっかけになる場合もあります。ご自身が無理なく用意できる範囲で考えることになります。

連名で贈る場合

共通の友人同士でまとめて贈ると、1人あたりの負担を抑えながら、少しよい品を選びやすくなります。

例えば、1人あたり2,500円ずつ出し合う場合、2人なら5,000円、4人なら1万円になります。品物を選ぶ場合は合計額を予算にし、現金で包む場合は、合計額に「4」や「9」が入らないよう、人数や1人あたりの額を調整する方法もあります。

誰がまとめて購入し、誰が渡すかを先に決めておくと、やり取りがスムーズです。

初孫の場合と、2人目以降の場合

初孫が生まれた人へのお祝いでは、「初孫のときは特別なのでは」と考える方もいらっしゃいます。

初孫だからといって、金額を大きく上げる必要があるとは限りません。相手との関係で決めた額に、記念に残る品や心のこもったメッセージを添えるという選び方もあります。

2人目以降の孫のときは、1人目と同じくらいにするか、言葉だけにするかを、関係性で考えることになります。お祝いが続くと、相手がそのたびにお返しを気にする場合もあります。1人目にお祝いを贈った場合は、2人目以降は言葉でお祝いを伝えるという形もあります。

現金や商品券を包むときのマナー

現金や商品券を贈る場合は、のし袋の選び方やお札の準備、送り方に、法律の定めや慣習があります。ここでは、包み方の基本と、郵送するときの方法を確認します。

のし袋と表書き

出産のお祝いには、紅白の水引で「蝶結び」ののし袋を使うのが一般的とされています。蝶結びはほどいて結び直せることから、何度あってもよいお祝い事に用いられるとされています。地域によって使う袋や水引が異なる場合もあります。

表書きは「御祝」や「御出産御祝」などと書きます。友人本人へのお祝いなら「御祝」、赤ちゃんの両親への出産祝いとして友人に託す場合は「御出産御祝」と書き分ける考え方もあります。

名前は水引の下にフルネームで書きます。連名の場合、一般的には右から目上の方の順に書くとされていますが、友人同士では五十音順にすることもあり、地域や慣習によって異なります。中袋には、表に金額(「金壱萬円」のような書き方もあります)、裏に住所と氏名を書く形があります。

お札の準備

お祝いで包むお札は、折り目のない新しいお札(新札)を用意するのがよいとされています。新しい門出を祝う気持ちを表すため、と説明されることもあります。

新札は、金融機関の窓口などで両替できる場合があります。取扱いや手数料は金融機関によって異なります。用意できない場合は、できるだけきれいなお札を選びます。お札は、のし袋の表側に肖像がくるよう、向きをそろえて入れるとされています。

なお、2024年7月3日からは新しいデザインのお札が発行されています。日本銀行の「現在発行されている銀行券・貨幣」のページには、2024年7月3日に発行が始まったお札と、2004年11月1日に発行が始まったお札が、どちらも掲載されています(2026年10月13日確認)。お祝いで用意する「新札」は、デザインの新旧ではなく、折り目のない未使用のお札を指すとされています。

避けたい金額

金額にも、縁起に関する慣習があります。

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の婚礼に関する調査報告書では、お祝いの場で現金を包むときは奇数とし、「9」は「苦」に通じることから避ける、といった習俗が残っていると解説されています。これは結婚のお祝い(祝儀)についての解説ですが、出産のお祝いでも同じように考える方もいらっしゃいます。

「4」は「死」を連想させるとして、避けたいとされています。偶数の金額の扱いは、地域や世代によって考え方が分かれます。1万円については、気にしない方もいらっしゃいます。

迷ったときは、3,000円や5,000円のように、4や9を含まない奇数の金額を選ぶ方法もあります。

郵送するときは現金書留で

遠方の友人に現金を送る場合は、郵便の現金書留を使います。

郵便法第17条は、「現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第四十五条第四項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。」と定めています。

日本郵便の「書留」のページでも、現金を内容とするものは現金封筒を使用し、必ず現金書留とするよう案内されています。専用の現金封筒は、のし袋も入る大きさとされています(2026年10月13日確認)。

のし袋に入れたお祝いを現金封筒に入れ、短い手紙やカードを添えて送る方法もあります。窓口で損害要償額(万一のときに賠償される上限の額)を申し出なかった場合、現金書留の損害要償額は1万円になると案内されています。

商品券を送る場合については、同じページで、書留が向いている例として、大切な書類や商品券などを送りたい場合が挙げられています。

気をつけたいこと(避けたい贈り方)

お祝いの気持ちがあっても、贈り方によっては相手に気を遣わせてしまうこともあります。ここでは、避けたいとされる贈り方を5つ挙げます。いずれも、地域や関係性によって考え方は異なります。

  1. 出産前に贈る:誕生の知らせを受けてから贈るのがよいとされています
  2. 高額すぎる品やお金を贈る:相手がお返し(内祝い)を気にするきっかけになる場合があります
  3. 大きな品や服を、相談せずに贈る:置き場所やサイズ、好みが合わない場合があります
  4. 縁起がよくないとされる品を贈る:ハンカチ(涙を連想させる)、刃物(縁を切ることを連想させる)、日本茶(弔事で用いられることがある)などは、お祝いには避けたいとされることがあります。気にしない方もいらっしゃいますが、迷ったときは別の品を選ぶ方法もあります
  5. 予告なしに訪問したり、長居したりする:赤ちゃんとご家族の生活のリズムを優先し、訪問は都合を聞いてから短めにする配慮もあります

よくある疑問

友達に孫が生まれたときのお祝いについて、迷いやすい点をQ&A形式でまとめます。

Q1:自分に孫や子どもがいなくても、お祝いを贈ってよいですか?

ご自身に孫や子どもがいるかどうかで、お祝いを控える必要があるとは限りません。友人との関係で考えて、品物でも言葉だけでも、ご自身が無理なくできる形を選ぶことになります。お返しのやり取りが続くことが気になる場合は、少額の品や言葉だけにする方法もあります。

Q2:2人目・3人目の孫のときも贈るものですか?

関係性によって考え方が分かれます。1人目と同じように贈る方も、言葉だけで伝える方もいらっしゃいます。前のセクション「初孫の場合と、2人目以降の場合」も参考にしてください。

Q3:お返しを辞退したいときは、どう伝えればよいですか?

渡すときに「気持ちだけだから、お返しは気にしないでね」と一言添える方法があります。メッセージカードに書いておくと、言い出しにくい場合でも伝えられます。それでもお返しをいただいた場合は、お礼を伝えて受け取るという考え方もあります。

Q4:以前、その友人からお祝いをもらっている場合は?

ご自身の家族のお祝い事で、その友人からお祝いをもらったことがある場合は、そのときと同じくらいの額や品を目安にする考え方もあります。金額を細かく合わせることより、お祝いの気持ちを伝えることを大切にする選び方もできます。

Q5:人づてに孫の誕生を聞いた場合は?

友人本人から知らせを受けるまで待つ、という配慮もあります。ご家族の事情で、まだ広く伝えていない場合もあるためです。本人から聞いたあとで、改めてお祝いを伝えるとよいでしょう。

Q6:年上の友人や、60代の友人へ贈るときに気をつけることは?

年齢よりも、相手との関係や好みで選ぶことになります。年上の友人には、少し改まった言葉づかいのメッセージ(文例②)を選ぶ方法もあります。60代の友人の中には、仕事や親の介護などで忙しくしている方もいらっしゃいます。相手の生活を思い浮かべて、負担にならない渡し方を選ぶとよいでしょう。

Q7:おじいちゃんになった男性の友人には?

時期や金額の考え方は、この記事で紹介した内容と同じです。品物は、友人本人の好みや、共通の趣味から考えてみてください。ご夫婦ともに親しい場合は、ご夫婦宛てにお祝いを贈る方法もあります。

まとめ

友達がおばあちゃんになったときのお祝いについて、贈るかどうかの考え方から、時期・品物・金額・メッセージ・現金の包み方までを見てきました。

主なポイントは次のとおりです。

  • 贈るかどうか、誰に渡すかは、友人との関係や、赤ちゃんの両親との面識から考える
  • 時期は、誕生の知らせを受けてから生後1か月ごろまでが目安とされる(地域や相手の都合で異なる)
  • 品物は、友人本人に贈るか、赤ちゃんと両親に向けるかで選び方が変わる
  • 金額は、相手がお返しを気にしない範囲で、ご自身が無理なく用意できる額にする
  • 現金を郵送するときは、郵便の現金書留を使う

大切な友人の新しい家族を、どんな言葉で祝いたいか。まずは一言、お祝いのメッセージを考えるところから始めてみてはいかがでしょうか。


※本記事で紹介したマナーや金額の目安は、一般的な考え方の一例です。地域や家庭の慣習、相手との関係によって異なりますので、迷ったときは共通の知人や身近な方に相談してみてください。
※食べ物やお酒を贈る場合は、相手の好みや体質、食物アレルギーの有無にもご配慮ください。

参考にした資料

50代からの趣味と仕事