人生の折り返し地点を過ぎ、これからの時間をどう充実させていくか。
そんな思いを抱えている方も少なくないでしょう。
これまで仕事や家庭に追われ、自分の時間を持てなかった方も多いかもしれません。
例えば、毎日仕事に追われて帰宅後は家事や育児に追われ、自分のための時間がほとんど取れなかったという方もいるでしょう。
そんな中で、新しい趣味を始めるのは素晴らしいアイデアです。
その一つとして、絵を描くことをおすすめします。
絵を描く趣味のメリット
50代になって子育てが一段落し、仕事の責任も軽くなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分の時間を持てるようになったこの時期に、絵を描くという新しい趣味を始めてみてはいかがでしょうか。
【メリット1】ストレス発散と脳の活性化
絵を描くことは、日常のストレスを発散するのに効果的な場合があります。
仕事や家庭の悩みを一時的に忘れ、絵筆を持つことで気持ちをリセットするのに役立つことがあります。
例えば、ある方は仕事の忙しさに追われる日々の中で、週末に少しの時間を見つけて絵を描くようになり、気持ちが穏やかになったと話しています。
絵を描くことで、心の中にあったモヤモヤが晴れて、リフレッシュできたという体験を持つ人は多くいます。
このように、絵を描くことでストレスが軽減され、前向きな気持ちになることができることもあります。
色を選んだり筆を動かしたりする作業に集中することで、心が落ち着き、リラクゼーション効果を感じるという方もいらっしゃいます。
また、絵を描くことは脳に刺激を与え、創造的な思考を促すことが期待できます。
絵を描く過程で新しいアイデアを生み出すことは、脳の活性化に繋がると言われています。
特に色彩を使った表現は感情を豊かにし、心の健康にも良い影響を与えると言われています。
こうした効果により、絵を描くことは心と体の健康をサポートし、日々の生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。
【メリット2】自己表現の手段
絵を描くことは、自分の感情や思いを表現する手段にもなります。
言葉では伝えにくい微妙な感情も、絵を通して表現することができます。
色や形、構図などを使って、自分だけの世界を描き出すことで、言葉では表しきれない深い部分の感情や思いを具現化できます。
また、絵を描くことで自分の内面と向き合い、自分の心の中にある感情を整理することもできます。
自己表現することで、心の充実感や達成感を得るのに役立ち、精神的なリフレッシュに繋がる場合もあります。
絵を通じて自己発見の旅を楽しみながら、感情を自由に表現することで、日々の生活に新たな意味を見出すことができるでしょう。
絵を描くことは、ただの趣味ではなく、自分をより深く知り、自分らしさを表現する貴重な手段となります。
【メリット3】仲間づくりのきっかけ
絵を描く趣味を通じて、同じ興味を持つ仲間と出会うことも可能です。
絵画教室に通ったり、ワークショップに参加したり、展覧会に顔を出したりすることで、新たな交友関係が生まれます。
例えば、地元のコミュニティセンターで行われている初心者向けの絵画教室や、オンラインで受講できるワークショップ、さらには美術館主催の特別クラスなど、さまざまな選択肢があります。
こうした場では、同じ趣味を持つ人々と出会い、絵に対する情熱を共有することができるでしょう。
こうした活動を通じて、同じ情熱を持つ人々との繋がりができ、共通の話題で盛り上がることができます。
また、絵に対するさまざまな視点を知ることで、自分自身の作品にも新たな発見が生まれることがあります。
趣味を共有する仲間との交流は、人生をより豊かなものにしてくれるだけでなく、創作意欲を高め合う良い刺激にもなります。
このような仲間と共に過ごす時間は、日常に彩りを加え、心の支えにもなるでしょう。
「絵を描くことに自信がない人」はどうすればいいの?
「絵を描くのは苦手」「自分には才能がない」と感じている方も多いかもしれません。
しかし、絵を描くことに正解はなく、上手かどうかにとらわれる必要はありません。
重要なのは、自分の感情を自由に表現することです。
大切なのは、自分なりの表現方法を見つけることであり、自分が描くことで何を感じ、何を表現したいのかにフォーカスすることです。
描くこと自体が楽しさであり、そのプロセスがあなたの心にどのような影響を与えるかが重要です。
自分のスタイルや表現方法を見つけていく過程を楽しみましょう。
身近なものから描き始める
まずは身近にあるものから描き始めてみましょう。
コーヒーカップや果物、花など、日常の中にあるものを題材にするのがおすすめです。
簡単なものから始めることで、描くことに対するハードルを低くすることができます。
また、写真を参考に描くのも良いでしょう。
写真を使うことで細部の観察力が養われ、描く際のヒントを得られることが多いです。
描く対象は必ずしも特別なものである必要はありません。
例えば、身の回りの文房具やキッチン用品なども良いモチーフになります。
難しく考えずに、まずは気軽に始めてみることが大切です。
描き進めるうちに、自分なりの表現スタイルが自然と見つかっていくでしょう。
自分の手で何かを生み出す喜びを感じながら、少しずつ挑戦する範囲を広げていきましょう。
完璧を目指さない
絵に完璧さを求める必要はありません。
上手に描けないと思っても、描き続けることが何よりも大切です。
絵を描く過程で得られる経験は、どんな結果よりも価値があります。
失敗を恐れず、自由に自分の思うままに絵を描いてみましょう。
描くたびに新しい発見がありますし、時には失敗が新たなインスピレーションを与えてくれることもあります。
描き続けることで、自然と自分なりのスタイルや表現方法が見つかっていくでしょう。
楽しむことを忘れず、何度でも挑戦しながら、絵を描く喜びを味わっていくことが大切です。
回数を重ねるごとに、徐々に自信も生まれ、自分なりの表現方法が自然と身についていくはずです。
絵を描く趣味の3つの始め方
50代から新たに絵を描く趣味を始める場合、独学、通信講座、教室の3つの方法が考えられます。
まずは、それぞれの始め方の一般的なメリットとデメリットを比較しやすいように以下にまとめます。
項目 | 独学 | 通信講座 | 教室・アトリエ |
コスト | 低い | 中程度 | 高い |
自由度 | 高い | 中程度 | 低い |
学びやすさ | 難しい | 体系的 | 実践的 |
フィードバック | 少ない | 定期的に得られる | 即時に得られる |
モチベーション | 維持が難しい | 維持しやすい | 仲間がいるため維持しやすい |
【始め方1】独学で学ぶ
独学の良い点は、自由に自分のペースで進められることです。
時間の制約もなく、好きなときに好きなものを描けるので、仕事や家事の合間にも取り組みやすいです。
また、教材や動画などの選択肢が多く、比較的低コストで始められます。自分で調べながら進むことで、自然と自分のスタイルができてくるのも魅力です。
しかし、独学の難しさは、正しい技術や基礎知識が身につきにくい点です。
自分の描き方が間違っていても気づきにくく、改善が遅れることがあります。
周囲からのフィードバックがないため、自分の絵がどう評価されるのか分からず、不安に感じることもあるでしょう。
また、描き続けるモチベーションを自分で保つのは難しいこともあります。
ただ、逆に自分のペースで好きなように進められるため、モチベーションを高く維持できる人もいらっしゃいますので、ご自身の性格や学習スタイルによって決められるのがよいでしょう。
【始め方2】通信講座で学ぶ
通信講座の魅力は、基礎から体系的に学べることです。
カリキュラムがしっかり組まれているため、何から始めたら良いのか迷うことがありません。
教材もプロが作成しているので、信頼性が高く、添削や指導を通して自分の改善ポイントを知ることができます。
また、自宅で好きな時間に取り組めるため、仕事や家庭の事情があっても学びやすいです。
一方で、通信講座のデメリットは、コストがかかることです。
質の高い講座ほど受講料も高くなる傾向にあります。
また、教材を読み進めるだけで終わってしまい、実際に手を動かす時間が少なくなる場合もあります。
さらに、やり取りがオンラインや郵送で行われるため、リアルタイムでのアドバイスやコミュニケーションが不足しがちです。
もちろん、全ての通信講座が高コストということではありません。
無料または安価な講座も存在します。
また、実際に手を動かす課題が多い講座もありますので、選ぶ際のポイントは、ご自身が望むものと一致した内容なのかが重要になります。
【始め方3】教室やアトリエで学ぶ
教室やアトリエに通うメリットは、対面でプロの指導が受けられる点です。直接のアドバイスを受けることで、絵の技術が効率よく向上します。
さらに、他の受講生と一緒に学ぶことで、互いに刺激を受けたり、新たなアイデアが生まれたりします。
教室で描くことで集中でき、継続するモチベーションも維持しやすいです。
ただし、教室に通うには、時間の制約があります。
決められた日時に通う必要があるため、予定が合わないと難しい場合があります。
また、授業料や材料費などの費用もかかるため、ある程度の予算が必要です。
さらに、教室までの移動時間や手間も考慮しなければなりません。
特に、近くに教室がない場合は、通うのが大変になることもあります。
ただし、オンライン教室も増えており、場所や時間の制約が少ない教室やアトリエもありますので、教室やアトリエ選びの際の参考にされると良いと思います。
まとめ
50代から絵を描く趣味を始めるのは、人生の後半戦を充実させるのに最適です。ス
トレス発散、脳の活性化、自己表現、仲間づくりなど、絵を描くことには様々なメリットがあります。
絵を描くことに自信がない方も、身近なものから描き始めたりすることで、少しずつ上達していくことができます。
完璧を目指さず、自分なりの表現方法を見つけることが大切です。
新しい趣味として、絵を描くことを始めてみてはいかがでしょうか。